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金継ぎ 6 - 麦漆の作り方と使い方

更新日:4月23日

麦漆は金継ぎにとってはとても重要で、基本のキと言っても過言ではありません。小麦粉を水で練り込み、さらに生漆と練り込んだものです。割れた器のピースを接着する自然の接着剤になります。


また、器の欠けた部分を埋める刻苧 (こくそ) のベースにもなります。


材料


麦漆を作るために必要な材料は以下です。購入するときに便利なように、私が使っているアイテムへのリンクを貼っておきます。

また、以下の道具が必要になります。


定盤とは作業台のことです。どんなものでも良く、例えばクリアファイルでも定盤として使えます。

檜ベラは練り込む作業に使います。檜でなくプラスチックのものでも大丈夫ですが、木のほうが個人的には使いやすいと思います。

エタノールは定盤や檜ベラを掃除するために使います。エタノールはその他に器のよごれを拭き取るときにも使いますので準備しておくべき道具の一つです。



作り方


1. はじめにエタノールで定盤とヘラを綺麗に拭き掃除します。


2. 定盤の上に使う分だけ小麦粉を出します。


3. 少しずつ水を加えてヘラで練ります。目安としては耳たぶ程度の硬さです。


水を少しづつ加えるときに下のリンクのようなトラベル用の小分けボトルが便利です。私も使っています。水だけでなくエタノールや、その他の液体を入れて使うととても便利です。


4. 生漆を加えてヘラで更に練ります。目安は練った小麦:生漆 が 1:1 です。生漆は横に出して、少しづつ混ぜていきます。


5. 練り込んだら平たく伸ばして乾かしてから使います。完成の目安は色が赤茶になってくれば完成です。



使い方


麦漆は割れの修復時、破片をくっつける接着剤として使います。また欠けた部分を埋める時に使う刻苧 (こくそ) の材料としても使います。






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金継ぎと日本の伝統工芸と器を愛する高孫です。世界中の金継ぎ仲間に向けて有益な情報を発信していきます。また金継ぎ仲間と繋がりたい。

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